今回は個人的に最近思っていることを少し書いていこうと思います。MTGに関する具体的な話ではありません。スタンス・基礎的なものです。振り返ってみれば当たり前のことを書いているのかもしれませんが、当たり前のことほど大事なものです。その点をご理解頂いた上でお付き合い頂ければと思います。


  競技MTGとは一つの長いセッションである。

                            ― Gerry Thompson


MTGというのは勝負事です。勝ち負けが基本的には付きまといます。勝つこともあれば、負けてしまうこともあるでしょう。勝負事をする以上は、負けというものに対して上手く付き合っていく必要があります。


敗北した時にイライラしたり、納得のいかない様子のプレイヤーを良く見かけます。もちろん私自身も負けた際にそうなってしまうことも少なくありません。しかし、我々がMTGをやっている目的とはなんでしょうか。FNMやGP、PTQなどで勝つこと・コレクションすること・友人との繋がりのツール・・・様々あるでしょう。ですが、イライラするためにやっている人は誰一人としていないはずです。


敗北というものが最も辛いと感じるのはMTGを競技性のあるものとして捉えている人でしょう。ですが、こういった類の人たちの本来の目的は「目標としている大会で結果を残すこと」だと思います。例えばPT参加権利の獲得を目標に据えている人であれば、権利を獲得できるトーナメントで結果を残すことさえ出来ればいいはずです。権利のかかっていないマッチの敗北にイライラする必要はありません。


権利のかかっていないマッチでの敗北で悔しがるな、というわけではありません。「悔しい」というのは生産的なものでありますが、「イライラ」は何も生み出しません。負けた時の感情が「悔しい」か「イライラ」かを分かつのは、目的を見据えているかどうかだと考えています。目的を見据えていれば、負けた際にも目的に向けて資することを何か学び取ろうとするはずです。それはプレイングを見返したりだとか、構築を見返したりだとか、前向きな姿勢に繋がります。


では本番である、権利のかかったトーナメントで負けた場合はどうなるでしょうか。さっきとは違い、目標としていた場面です。目標として据えて頑張ってきて、思う結果が出なかった場合に「イライラ」するでしょうか?おそらく答えはNoだと思います。出てくる感情は「悔しい」のはずです。なぜなら、目標に向けて積み重ねるということを身を以って行ってきたからです。「悔しい」であれば次の権利のかかったトーナメントに向けて敗北から教訓を得るはずです。そうやって積み重なって、目標・夢は叶っていくものだと思います。


みなさんも一度「なぜ自分はMTGをしているのか?」と自問自答してみて下さい。きっと見えてくるものもあると思いますし、何よりMTGがもっと「楽しい」ものへと変わっていくと思います。


短い文章ではありますが、ここまで読んで下さった方々ありがとうございました。私のような未熟なプレイヤーが皆さんに物申すのも変な話でしたが、皆さんの一助となれば幸いです。


それではまた次回お会いしましょう。


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